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バスキュラーアクセスについて

堺近森病院VA
(バスキュラーアクセス)科

本院では透析シャントの治療・手術・定期検査を行っています。手術は日帰り・入院の両方から選べます。

患者様の送迎サービスも行っております(但し、緊急時など送迎対応出来ない場合がございますのでご了承ください)

バスキュラ-アクセス科

バスキュラーアクセス科では透析シャントの治療と定期検査を行います。
院内だけでなく近隣の透析施設の先生方からご紹介いただいたバスキュラーアクセス全般の治療を行っております。
なるべくご希望に沿えるように治療は日帰り・入院ともに行っております。

当院では月~土まで完全予約制の診療体制を取っております。
予約票をご記入いただきFAXの上、必ず電話でのご連絡をよろしくお願いします。

ご予約イメージ

「バスキュラーアクセス」とは

血液透析を行うためには、血液を体内からとりだして透析器で血液をきれいにして体内に返す必要があります。透析には充分な血流のある血管を確保する必要があり、その血管アクセスルートを「バスキュラーアクセス」といいます。(透析シャントもバスキュラーアクセスに含まれます)
バスキュラーアクセスは手術を行い作成する必要があります。
良好な血液透析を継続していくためには、バスキュラーアクセスを大切に管理していかなければなりません。

透析機械

バスキュラーアクセスの種類

最初は可能な限り自己血管内シャント作成を行いますが、術前評価で自己血管での作成が困難な場合はそれぞれの方の全身状態に合わせた他の方法を選択します。

  • 自己血管内シャント(AVF):第1選択
  • 人工血管内シャント(AVG):返血できる静脈がない場合
  • 動脈表在化:心機能が低下している場合
  • 長期留置カテーテル:四肢の血管が細くシャントがつくれない場合

バスキュラーアクセス治療

経皮的シャント血管拡張術(PTA)
バスキュラーアクセスインターベンション(VAIVT)

シャント血管の狭窄や閉塞によりシャント機能が低下した場合にまず行う治療です。病変部分にバルーン付きのカテーテルを通過させて狭くなった血管をバルーンで拡張させて血流を改善させます。外科的なシャント再建術よりも体の負担が少なく治療も容易で短時間で終了することが多いです。個人差はありますがバルーン治療をしても同じ部分の再狭窄は起こりやすいので、定期的なフォローが必要です。

シャント再建術・シャント修復術

PTAで治療困難な場合には外科的な治療が必要になります。現在のシャントを温存する方法をシャント修復術といい、新たにシャントを作り直す場合はシャント再建術といいます。またシャント血管の状態により瘤切除、血流抑制術、結紮術などを行うことがあります。

バスキュラーアクセスを
長持ちさせるために

良好な血液透析を継続していくためにはきちんとしたバスキュラーアクセスの管理が不可欠です。
バスキュラーアクセスを長持ちさせるためには、日々のシャント音、シャントスリルの自己確認や、透析毎の透析スタッフ・医師によるシャント観察はかかせません。
その上で定期的なシャントエコーを行い、シャントで困ったことがあったらすぐに相談できるかかりつけのシャント専門医に診てもらうようにしましょう。

バスキュラーアクセスの管理イメージ

NCDのデータベース事業について

当院は、NCDが実施する
データベース事業に参加しています。

当院は、一般社団法人National Clinical Database が実施するデータベース事業に参加しています。この事業は、日本全国の手術・治療情報を登録し、集計・分析することで医療の質の向上に役立て、患者さまに最善の医療を提供することを目指すプロジェクトです。

この法人における事業を通じて、患者さんにより適切な医療を提供するための医師の適正配置が検討できるだけでなく、患者さんに最善の医療を提供するための参考となる情報を得ることができます。参加にあたり、当院で行われた手術と治療に関する情報、手術や治療の効果やリスクを検証するための情報(年齢や身長、体重など)を登録します。これらの情報は個人を特定できるもではありませんが、重要な個人情報ですので厳重に保守、管理されています。また、データ登録を拒否されることも可能です。その場合も診療上不利益となることは一切ございませんのでご安心ください。何卒趣旨をご理解の上、ご協力の程、よろしくお願い申し上げます。なお、詳細につきましては、下記ホームページをご参照ください。